【切れ味良し】MISONOモリブデン鋼ペティナイフをレビュー【プロユース】

商品レビュー
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どうも、レビュ男(@iamreviewman)です。

皆さん、料理はしていますか?

コロナ禍で家で過ごす時間が増えたことで、料理をする頻度が増えたという方もいるのではないでしょうか?

レビュ男は、料理大好き人間。

どのくらい好きかと言えば、お酒を飲んで酔ってくると、何かおつまみを作りたくて気づけばキッチンで飲んでいる、というくらい。

料理好きというよりただの酒好き

さて、料理をする上で必須のアイテムと言えば包丁ですよね。

レビュ男は今までお気に入りの牛刀一本でほぼ全ての料理をこなしてきていたのですが、最近はフルーツを食べる機会が増加。

さすがに食後にフルーツの皮をむくのにわざわざ牛刀を取り出す、というのは少し億劫になってきました。

そこで、今回切れ味がよく、長持ちしそうなMISONOモリブデン鋼ペティナイフを購入しました。

ある程度、使用してみたので、レビューとして書き残します。

・おすすめのペティナイフが知りたい人

・MISONOの包丁が気になっている人

はぜひ最後まで読んでいってください。

MISONOの包丁の基本情報

購入経緯

まずは、購入経緯なのですが、これは割とシンプルな理由で

冒頭でも触れたお気に入りの牛刀が、MISONOの包丁で、とてつもなく切れ味が良く、MISONOに全幅の信頼を置いていたからです。

こちらがその牛刀。刃渡り24センチ。龍の刻印入り。

見た目はサビサビでボロそうに見えますが、死ぬほど切れます。

一度刃先が欠けたのを自力で整えたので、若干形はいびつです。

実はこの包丁は、自分で購入したものではなく、10年ほど前、大学生時代に働いていた居酒屋の店長が持っていたもの。

「鋼の包丁は手入れがめんどくさくて、もうステンレスしか使ってないんだよね!ちゃんと研げば良い包丁なんだけど、大事に使ってくれるならあげるよ!」

と譲り受けたのでした。

その店長も手入れを怠っていたようで、受け取った時点ですでに結構なサビというか黒ずみがありました。

が、研がずにそのままつかっても切れる切れる。

その後、素人の見様見真似で研ぎながら使い続け、現在に至るわけですが、その切れ味に衰えは見えません。

プロに研いでもらったらもっと切れるんでしょうね

よく切れ味を測るのに使われるトマトや鶏肉(の皮)もなんのひっかかりもなく切れますし、刺身も薄くきれいに切れるので、まさに万能包丁として、現在も大大大活躍中です。

ちなみ、この牛刀を譲り受けた当時、店長は30歳前後。

その店長がこの牛刀を購入したのは、調理師学校に入ったときと言っていたので、その時点で10年モノ。

さらにそこから10年は経っているので、少なくとも20年モノの牛刀なわけです。

良い包丁は一生使える、というのは本当です。

レビュ男がMISONOに全幅の信頼を置くのもわかっていただけたでしょうか?

とにかく切れる包丁が欲しい人にはおすすめの一品です。

MISONOとは

じゃあ、そのMISONOってのはどんなメーカーなのか。

今回ペティナイフを購入するにあたって、一応調べてみました。

公式ページより

ミソノは名刀関の孫六で有名な800年の伝統を誇る刀都関で、プロ用包丁を鍛え続けてきた専門メーカーです。

燃え盛る炎の中で刀工が玉鋼を打ち、鍛え、練りながら、その魂を刀身に焼き込むように、ミソノの包丁も熟練した職人の名人芸によって鍛え上げられてきました。

ミソノはそのような名人の職人集団が、伝統の技の上に新しい加工機械を駆使する先端技術を複合した加工方法を確立し、鋼やステンレス鋼を中心にした金属材料に鍛造、形つくり、熱処理、研削、研磨加工、刃付け加工に高度なテクノロジーを誇る調理刃物の一貫生産メーカーです。

https://www.misono-hamono.com/

ポイントになるのは2点ですね。

1点目は、家庭用ではなくプロ用の包丁を作っていること。

なので、プロの料理人に聞くとほとんどの人がMISONOを知っているのに対し、一般的な主婦に聞いても知らないことがほとんどです。

実際その辺のデパートではあまり見かけませんしね。

2点目は、他のキッチン用品は取り扱わず包丁だけを生産していること。

包丁を生産しているメーカーって大半は、まな板やフライパンなど、他のキッチン用品も一緒に作っていたりするんですが、MISONOは本当に包丁だけを作っています。

包丁の品質に信頼がないと、こんなことはできないはずです。

とりあえず、MISONOがプロ相手にとても信頼されているメーカーということはよくわかりました。

ラインナップ

まず、素材で大きく分けると、ステンレスと鋼の2種類があります。

一般論にはなりますが、それぞれの素材の特徴はざっくり、

・ステンレス・・・鋼のより切れ味が劣り研ぎにくさはあるものの、錆びにくい

・鋼・・・すぐ錆びるけど、切れ味バツグンで研ぎやすい

こんなところです。

ステンレス素材の方はここからさらに3シリーズに分かれており、

・モリブデン鋼 ←今回購入したペティナイフはコレ

・440

・UX10

となっているようです(下に行くに連れてランクがあがります)

特にUX10はステンレス製にして鋼に匹敵する切れ味とのことでプロの支持も高いそうです。

確かに、鋼の切れ味とステンレスのサビにくさを兼ね備えてるなら言うことはないです。

しかしながらですよ。

これはレビュ男の個人的な意見ですが、本当に鋼に匹敵する切れ味のステンレス包丁があるのであれば、鋼の包丁は絶滅しているはずではないでしょうか?

未だに鋼の包丁が生き残っていることを考えると、やはり、切れ味で鋼に勝るものはないと考えます。

そんな切れ味重視の鋼は1シリーズのみ

・EUカーボン鋼(スウェーデン鋼) ←レビュ男愛用の牛刀はコレ

というわけで

リーズナブルな価格でMISONOの包丁を手に取りたい方はモリブデン鋼を。

価格は気にしないので最高品質ステンレス包丁が欲しい方はUX10を。

錆びてもいいから切れ味を重視したい方はEUカーボン鋼を。

という感じになると思います。

ここで

「あれ?440は?」「やっぱり中途半端?」

と思う方がいるかもしれませんが、ちゃんとこいつにも役割はあります。

440は全シリーズの中で唯一プラスチックハンドルタイプが製造されています。

つまり食洗機対応ということです。

包丁を食洗機で洗いたい方は440のプラスチックハンドルを選ぶのがいいでしょう。

モリブデン鋼ペティナイフ

それでは、ようやく今回購入したモリブデン鋼のペティナイフを見ていきましょう。

箱を開けると簡易的ではありますが、説明書的なものが。

表面は割と当たり前のことが書いてありました。

裏面には研ぎ方が。

ここで衝撃の事実。

なんと、MISONOの包丁は7:3で研ぐとのこと。

今まで牛刀を5:5で研いでいたのですが、これを気に改めなくてはいけません。

ちなみに、MISONOのように全鋼(刃全体が1つの素材でつくられている)の包丁は、どんな割合で研いでも問題ありません。

極端な話、和包丁のように片刃にしてもOKです。

ただ、3層構造のように、複数素材を組み合わせている包丁の場合は、5:5で研がないと切れ味が落ちたち、刃が欠けやすくなったりする可能性があるので注意が必要です。

そして、いよいよ包丁本体。

シンプルで美しいフォルムです。

なお、今回チョイスしたのは刃渡り13センチです。

ピカピカで美しいです。

もちろんMISONOの名前も入ってます。

柄のおしりの部分までしっかりと金属が入っていて、つくりも良さげな感じ。

ツバがついてるのも◎です。

ちなみに、今回レビュ男は楽天市場で5900円で購入しました。

大体どこで見ても6000円前後が相場かなと思います。

MISONOモリブデン鋼ペティナイフの良いところ

さて、ここからようやく使用感のレビューとなります。

十分な切れ味

正直に言うと、

「感動に値するの切れ味」とか「これなら何でも切れるレベル」

といったものではありませんでした。

トマトを切ってみると、皮に刃が入る際に若干の引っかかりを感じ、少し力を入れてあげる必要があります。

鶏肉なんかは皮を切るのに少しばかりギコギコが必要です。

ただし、これは刃渡りの長さや包丁自体の重さも関係してくると思いますので、一概に刃の切れ味だけで判断できるものではありません。

とはいえです。

ペティナイフの主な用途は、フルーツやつけもの、薬味のカット等。

そういうちょっとしたものを切る上では十分すぎる切れ味だと思いますね。

ちなみに、レビュ男は鋼の牛刀に慣れてしまっているので、少しばかりマイナスな評価から入りましたが、当然その辺の安包丁の切れ味と比べたら天と地ほどの差はありますよ。

扱いやすい形

ストレートハンドルは癖がなくとても扱いやすいです。

最近は人口工学に基づいた形状、みたいな感じで、いろんなかたちのハンドルがあります。

でも、あれって持ち方を1つに固定されてしまっているみたいで、どうも好きになれないんですよね。

確かに正しい持ち方はあるのかもしれないですが、手の形は人それぞれ。

また、切るものによって持ち方を変えたりもするので、どんな持ち方でも違和感のないストレートハンドルが一番だと思っています。

これ、わかってくれる人いるかな。

サビに強い

まだそんなに使ってないので、こちらについては、メーカーの説明やネット上の口コミ情報となります。

とはいえ、一般的なステンレス包丁と同じモリブデン鋼なので、おそらくそう簡単には錆びないのでしょう。

錆びにくいのは家庭用包丁にとって大きなメリットです。

特にペティナイフの場合、卓上でフルーツカットしてそのまま放置、みたいなこともアリ得るので、錆びないステンレスが最適かなと思います。

余談ですが、鋼の包丁の場合、酸性の強いレモンなんかを切って、そのまま置いておくとあっという間に錆だらけになってしまいます。

MISONOモリブデン鋼ペティナイフの微妙なところ

デザインは地味

個人的には「ザ・包丁」という感じのシンプルなデザインは飽きが来なそうで好きです。

が、特に女性の方など、キッチングッズをおしゃれな雰囲気で統一している人にとっては、少し地味かもしれません。

研ぎにくい?

ステンレス製の包丁は一般的に、鋼の包丁よりも研ぎにくい(正確には研ぐのが難しい)と言われます。

といっても、ステンレス包丁も様々です。

研ぎやすさについては、今後実際に研いでみた際に記事をアップデートしたいと思います。

まとめ

この記事では、MISONOモリブデン鋼ペティナイフをレビューしました。

錆びにくいステンレス素材で、扱いやすく、十分な切れ味を持った包丁でした。

価格帯的にも少し背伸びすれば届くレベルなので、プロユースの包丁への一歩目の階段としても良い包丁だと感じました。

包丁の切れ味が良いと料理も楽しくなります。

安包丁でストレスを感じている方は検討してみてはいかがでしょう。

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